三重県熊野市紀和町大河内

2016年02月25


日本の滝百選に戻る

Road Map :R168を紀和町和気から県道740号線に入り、
            三浦から林道に入る。
Route Map:車で移動すれば、どの滝も殆ど歩くことは無い。
日本の滝百選』  日本の滝百選に入っている”布引の滝”の美しさは別格であったが、その他の滝も個性に溢れていた。
布引の滝 (ウィキペデアから抜粋)
  楊枝川の支流である布引谷にある花崗岩の岩盤に1枚の白い布を垂らしたかのような、音もなく水が流れ落ちる優美な滝です。
道路からは3段しか見えませんが、見えない所でもう1段あり、4段(12m、4m、8m、29m)の段瀑となっています。
布引の滝、その他の滝
  全国各地には”布引の滝”の滝名を頂いた滝は数多くあるが、今日見た”布引の滝”は美しさでは断トツではないだろうか。しかしおいらは”荒滝”の様な荒々しい滝の方が好みである。
〔052〕布引の滝 (落差52m)
布引の滝の周囲には4つの滝があり、それらも合せて巡ってみた。
ぬのびきのたき
荒滝
松山滝
隠れ滝
八丁大滝
楊枝川沿いの林道には数ヶ所に道標あり。
林道から見た落差52mの4段瀑である ”布引の滝
9時57分の時点では4段目の滝の半分に陽が当たっていないが、
影が少しづつ動いているので滝全体に陽が当たるまで待ってみる。
山でガス切れ待ちは殆どしないおいらであるが、ガス切れと違って
待てば確実に陽が当たると判っているので、陽当たり待ちをする。
20分後には滝全体に陽が当たる様になったが、残りは山影となり、
待っても陽は当たらない様だ。
林道脇に車を停めて整備された綺麗な石階段を下って行く。
遊歩道を下り途中で見た3段目と4段目の滝姿。
遊歩道は滝見台で終わるが、滝見台からは目の前に樹木があり、
良い展望とは言えなかった。
陽の当たらない遊歩道は陰気な感じだ。
沢に下りて見た ”布引の滝”は落差29mの4段目しか見えていない。ここで陽当たり待ちをする。影が徐々に下がって行くのが面白い。
20分待つと滝全体に陽が当たってくれた。
一枚の白い布には見え、滝音は殆ど無く静かだった。
陽が射して来ると別格の色、コバルトーブルーとなってくれた。
来た時の滝壺の状態。 これでも充分綺麗だと思ったが・・・
落差25mの分岐瀑である ”荒滝”は滝名通りにかなり荒々しく、
大きな轟を上げて落水している。 個人的にはこんな滝が好きだ。
この滝は沢に下りる道は無く、林道から見ることになる。
林道から滝全体を見ることが出来たので、一滝儲けたの感じだった。
布引滝とは違う支流から落ちる滝であり、林道からも
見ることが出来る。 滝の形態としては段瀑となっているが
直瀑にも見える。この区分はどう決めているのか。
落差30mの段瀑である ”松山滝” どこにでもある普通の滝やね。
ここも駐車場が無く、林道の巾の広い地点に路肩駐車する。
この滝は滝名通りに林道からはまったく見えない。
案内板から散策道に入って行く。
岩場に出ると微かな踏み跡も無くなり、
換わりと言うかロープが張られていた。
散策道的なしっかりした道は無く、微かな踏み跡を辿って行く。
落差17mの直瀑である ”隠れ滝”に着く。
滝水が綺麗なのは基本だと思う。
滝壺は落石で埋まってしまったのか、
本来の滝壺からは距離を置ていた。
廃物利用の鉄板橋はこれが無いと歩けない場所なので
非常に役には立った。
道の無い沢を戻る。
林道を更に奥へ進むと鋭く尖った落石が多く、タイヤのバーストが
怖く冷や冷やものだった。 探しても滝が無いので引き返して来て
裏向いた看板を見付けることが出来た。 色々と苦労が多い。
最初、この看板は裏返っており、滝への入口と気付かずに通り過ぎて
しまい、林道のかなり奥を探すことになってしまった。
数分で滝壺付近に到着する。
散策道としての踏み跡は比較的しっかりしていた。
陽が当たっていない滝壺であったが、充分綺麗な状態だった。
落差10mの直瀑である ”八丁大滝”に着く。
滝名とは裏腹に随分小さな滝だった。
鉄の橋の先端から見た ”八丁大滝”
滝は小さいが周囲の岩とのコントラストが良い感じだった。
かつての遊歩道だったのであろう鉄製の橋が点在していた。
この橋も鉄板が錆びており所々穴が開いており、
注意しながら先端に向かった。
踏み跡だけの散策道を登り車に戻る。
景観をしっかりと記憶に留めておく。
'16年紀伊半島の滝巡り(太字は日本の滝百選)
1月14日 八草の滝 琴の滝 雫の滝 まぼろし滝 −− −−
1月15日 桑ノ木の滝 白見の滝 鼻白の滝 布引の滝 (荒 滝) (隠れ滝)
(松山滝) (八丁大滝) 十二滝 (高 滝) 瀬野の滝 笹の滝